ブランコ
・ブランコをこぐ仕組みを調べる。
・ブランコに乗って立ちこぎや座りこぎをする。
・ふりこの原理との関係がわかる。
最初のブランコ遊びの記憶は,お父さんなどに背中を押されて揺らせてもらったというものではないでしょうか。公園などで見かける微笑ましい光景です。それが,いつの間にか自分でこいでドンドン揺れを大きくしていくことができるようになります。 5年生でふりこの学習をしますが,そこで学ぶ「ふりこの長さが(長く・短く)なると1往復する時間(周期)が(長く・短く)なる」というふりこの原理で,ブランコをこぐことについて考えてみましょう。 ブランコをこぐ動作には,複数の要素がからんでいます。座りこぎの要素の1つは,手前に戻ってきたときにヒザから下をたたみ,揺れ出すと同時につま先を振り出す動作です。最下点までは足先が下になるので重心が少し下がり,長いふりこになります。その後,最高点までは足先が上に上がるので重心も上がり,短いふりこになります。また,つま先を振り出した際,その勢いで上体が後ろに勢いよく倒れるので,鎖を握っている手を支点とした2重ふりこが先行して揺れ出します。座りこぎは,この短いふりこによる加速も要素の1つとして,振れ幅を大きくしていくと考えられます。 立ちこぎの要素の1つはヒザの屈伸運動です。手前に戻ってきて次に振り出すときにしゃがみます。すると,ふりこのおもりとしての体の重心が下がります。言い換えると,ふりことしては長さが長くなったことになります。続いて,最下点に移動しながら立ち上がることで重心が上がり,短いふりこになります。連続して見ると,ふりこの長さが徐々に短くなる,つまり速く振れるふりこに変化していることになります。これは加速されたことと同じなので,ブランコの振れ幅が徐々に大きくなっていきます。子どもによっては,戻ってくるときにも屈伸運動をしている場合があります。また,座りこぎと同様に,手を支点とした二重ふりこにもなっていることも要素の1つだと考えられます。 これらの要素を意識すると,より速く大きくブランコをこぐことができるので試してみましょう。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) シーソーで遊ぼう 遊動円木で遊ぼう
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